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美容成分の宝庫!
1000年の歴史と文化が育んだ
京の平安野菜を化粧品に 紫外線で高まるアンチエイジング作用
一級品野菜「賀茂なす」規格外品を化粧品原料に有効活用2011.04.15

日本全国の素材から化粧品原料を開発する「ふるさと元気プロジェクト」を行っております。この度、京都の伝統野菜「賀茂なす」の規格外品を有効活用し、化粧品原料として開発に成功しましたのでお知らせいたします。

京野菜マイスターの育てる京野菜たち

京野菜は、平安時代より1000年以上続く都の文化によって進化を遂げてきた伝統野菜です。発色の良さや大きさのみならず、味や栄養面でも一般の野菜を上回ることから、野菜の王様と呼ばれております。しかし、京野菜の多くは栽培や収穫に手間がかかるため、一部絶滅してしまった品種もあります。そこで現在では、京都の気候・土壌で育てられたこと、特に京都のイメージが強く、一定の生産量があること、などの条件を元に、京都府が「京野菜」として約40種類の野菜を指定、全国的認知度向上を目指しています。

サティス製薬ではこの度、京野菜約40種の中から「賀茂なす」を化粧品原料として開発いたしました。生産者は、京のふるさと産品協会に認定された「京野菜マイスター」である三代目森田農園園主、森田良彦さんです。

森田農園は京都市上賀茂地域にあり、ここは鴨川と高野川に囲まれた三角州地帯です。そのため水が豊富で、砂礫を含む土質は京野菜の生産に最も適していると言えます。森田農園では古くから受け継がれてきた、米ぬか、魚、油粕、余った野菜などから作る有機肥料で野菜を栽培しております。その年にあった肥料に改良を重ねていくというこだわりは、森田さんの京野菜マイスターとしての使命感が感じられます。森田農園の京野菜は、グランドプリンスホテル京都のフランス料理レストラン「ボーセジュール」をはじめ、京都市内の様々なレストラン、スイーツ店で食べることができます。その料理人たちは足しげく野菜畑を訪れ、自らの目で野菜を選んで仕入れていくそうです。

 その他にも、京野菜マイスターとしての森田さんの活動は、旬の野菜で料理教室を開催、大学との共同研究、地域イベントへの参加など、多岐に渡ります。 サティス製薬は、京野菜の素材としての魅力に加え、積極的に生産、流通、販売、料理の各分野で情報発信を行う森田さんの考えに共感し、ふるさと元気プロジェクト“京野菜シリーズ”として、原料開発に着手いたしました。まずは第一弾として、「賀茂なす」を化粧品原料として開発いたしました。

森田農園HP
http://www15.plala.or.jp/puremorita/

賀茂なすの特徴と今後の展開

賀茂なすは古くから「日当たりによってすぐ顔色を変えるナス」と言われており、この理由はナス特有の「ナスニン」という成分によるものです。ナスニンはナスのみに含まれるポリフェノールの一種で、紫外線を浴びることで生成します。ナスニンが多く含まれるほど黒紫に近い色になり、濃紫色の賀茂なすは、特に多くのナスニンが含まれているということになります。ナスニンには、紫外線による肌へのダメージを和らげる効果があり、肌の黒化や紫外線による老化から肌を守ります。

また、ナスは歯磨き粉として古くから利用されてきた歴史があります。昨今の研究結果では、ナスニンは虫歯の原因となる細菌に対して抗菌力を持つことが証明されました。その高い抗菌作用を活かした口腔美容製品や、美白系アイテム、紫外線によるアンチエイジング製品への展開を考えております。

賀茂なすエキスは、市場に出まわる前の規格外品を有効活用いたします。変形してしまったものは食用として市場に出すことはできませんが、品質として何ら変わりはありません。京の豊かな土地ですくすく育った野菜は、1個まるごとを原料化することができるため、食べること、肌につけることの両方から京野菜の魅力を感じることができます。

またサティス製薬では、一級品京野菜という高いブランド力や、野菜本来の高い機能性を付加価値に、製品コンセプトの立案からご提案が可能です。「類似品との差別化を図りたい」などのご要望にお応えいたします。