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ニュースリリース

【ふるさと元気プロジェクト】
伊豆大島ヤブツバキ抽出の「椿油」を
頭皮・皮脂ケア製品の原料へ
~栽培に30年かけた「ヤブツバキ」種子から
 伝統の玉締め製法で抽出された「椿油」~2010.07.06

当社が推進する「ふるさと元気プロジェクト」活動の一環として、伊豆大島で育った「ヤブツバキ」を伝統の玉締め製法で抽出する、無添加100%「椿油」を角栓溶解、保湿、毛髪・頭皮ケア等の効能が期待できる化粧品原料として開発いたしました。

ヤブツバキの「椿油」から化粧品原料の開発へ

サティス製薬は、日本全国で化粧品原料となり得る安心・安全な国産素材を探し回る中、伊豆大島に繁茂する「ヤブツバキ」に辿り着きました。そして、この「ヤブツバキ」を原料に伝統的な製法で抽出される栄養化の高い椿油(バージンオイル)を大島で作り続ける生産者との出会いは、当社が推進する「ふるさと元気プロジェクト」のコンセプトである「日本全国の稀有な素材やこだわりの手法で農業や漁業を営む生産者を応援したい」に合致するものでありました。椿油の生産者の高田様は大島を元気にしたいとの思いを強く抱えており、このプロジェクトにご賛同頂き、サティス製薬での化粧品原料化が実現致しました。

伊豆大島伝統の玉締め製法で抽出する「椿油」の特徴

温暖湿潤な伊豆大島で繁茂するヤブツバキから抽出される「椿油」は、壮大な三原山の溶岩の間から芽を出したヤブツバキを100%使って元町港近くの製油所で製造されております。一般に流通している椿油は、中国産のトウツバキやこれらと同属の種子油を代替品として使っているものが多いのですが、このように純粋な国産のツバキのみを使用することはごく稀です。伊豆大島の「ヤブツバキ」は農家の防風林として植えられたもので、植えてから油が取れるような実がなるまで30 年位かかり、溶岩や火山灰土といった厳しい条件下でじっくり育っていった伊豆大島の椿の種子は、ほかの土地や島のものより小ぶりで、中身がコクのある黄色であることが特徴となっております。

いい椿油を作るには、貴重な実から種子を取り、天日干し後40度の温度で8時間乾燥し一粒ずつ選定します。種は粉砕機を使って殻ごと細かく砕き、その後に高圧の蒸気で蒸します。蒸しあがったら、椿の枝を使って麻袋に押し入れ、玉締め式圧搾機で圧力をかけて1時間ほど油を搾ります。10トンもの圧力を油圧でかける「玉締め製法」は古くから伝わるこの土地の伝統的な圧搾法で、取材した生産者の方が使用している石臼は、90年前の大正創業当時から使い続けているものでした。

この伊豆大島の「玉締め製法」は通常の圧搾法や溶媒浸出法と比較しても、栄養価豊富で濃厚な油を取ることが出来ます。搾った油は一晩静かに置いて不純物の沈殿を待ち、ろ過は紙製・木綿製のフィルター、活性炭フィルター等で時間をかけて行います。ろ過は時間をかけ圧力をかけずに無理のない自然落下をさせることで透明度が最も高くなります。ろ過は食用で30 時間、化粧品用途では90 時間もかけています。ろ過した椿油は、着色料や保存料などの添加物なしで瓶詰めされ搾りたて無添加ピュアオイルが完成します。採油後の搾りかすは肥料や燃料にします。椿油製造には手間がかかり、大量生産できないので生産量が限られています。搾りかすは、古来、伊豆大島では天然のシャンプーとして利用されてきました。

「椿油」の効能

髪油や薬油として平安時代から利用されてきた椿油は、皮膚の中で最も多い脂肪酸であるオレイン酸を大量に含みます(85%~ 90%)。これはオリーブ油の73%より高く、植物油の中で一番高い含有率となっており、「椿油は人の皮脂に近い組成の油」ともいわれ、角栓や皮脂汚れを溶解させるのに適しています。また凝固・蒸発しにくい不乾性油であるため、皮膚の保湿力が高いことや植物油としてはリノール酸の含有率が少なく、酸化しにくい油ともいわれております。毛髪への効用としては、毛髪の毛切れ・抜け毛・裂毛防止、かゆみ止めなど、特に毛髪のキューティクルをコーティングし内部に水分を閉じ込めるため、潤いと艶のある髪をつくるとされ、また成分に含まれるテオフィリンは毛髪の保護やフケの除去に効果があります。一方、種子の殻の部分にはサポニンが大量に含まれております。サポニンはシャボンと同語源で、石鹸のような気泡性、界面活性を示しており、頭皮や皮膚への洗浄効果を示し、フケやかゆみを防ぐのに役立つと考えられております。100%搾りたての純粋ピュアオイルである伊豆大島産の椿油は、毛髪や皮膚に効果的な成分をふんだんに含む「極上のエキストラバージン椿油」といえます。