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プレスリリース

発酵技術により植物と微生物の相乗効果を検証

平成21年8月19日
株式会社サティス製薬

株式会社サティス製薬では伝統的な食品加工技術の「発酵」を用いた原料開発に取り組んでいます。発酵は植物と微生物の能力が融合され優れた効果を発揮する方法です。植物と微生物に着目したサティス製薬ならではの原料開発の研究を開始しました。

株式会社サティス製薬(埼玉県吉川市・代表取締役 山崎智士)は、発酵技術に着目して植物と微生物の有効性を融合した研究を開始し、素材・生成法ともに自然の力を利用した新規エキスの作成を開始しました。
株式会社サティス製薬・基礎研究部では独自の植物エキスや微生物エキスを作成しています。現在までにもクコの実や天然酵母などの有効性を研究してきました。これらの植物エキスと微生物エキスの開発技術を融合させたのが今回の発酵技術です。原料単体では示されなかった効果が発酵エキスには隠されている可能性があります。実際に乳酸菌発酵エキスに美白効果があることを発見しました。

1発酵

発酵とは植物の糖類やタンパク質などが微生物の作用を受けて有用な成分を産生する反応のことです。
日本でも伝統的に発酵技術を利用した食品として清酒、醤油、納豆、漬物などがあります。またチーズ、ヨーグルトなども一般的な発酵食品です。発酵が微生物の作用であることが理解されるよりも昔から、人々は食品加工手段のひとつとして発酵技術を利用してきました。 この発酵技術を利用し、植物と微生物を反応させた化粧品原料開発は単独の素材に新たな付加価値を与えられます。(図1)


<図1.発酵により期待できる相乗効果>
2発酵植物(マンゴー)
使用したマンゴーの果実
<図2.使用したマンゴーの果実>

発酵エキスの被発酵植物としてマンゴーを使用しました(図2)。 マンゴー(ウルシ科マンゴー属、和名:檬果、芒果、学名:Mangifera indica)は、インド地方を原産国とする世界三大美果の一つです。果実は400~500g前後の卵型で、果肉は体内でビタミンAにかわるβカロテンを多く含み、葉酸、食物繊維なども含有しているため、細胞の老化を抑える抗酸化作用があります。

マンゴーは弊社開発の高抗酸化エキスのクコとほぼ同様の抗酸化活性を示します(図3)。美肌効果が期待できる植物素材と考えられます。

マンゴーとクコの抗酸化活性
<図3.マンゴーとクコの抗酸化活性>
3発酵微生物(乳酸菌)

発酵エキスの発酵微生物として乳酸菌を用いました。
乳酸菌は代謝により乳酸を生成する微生物類の総称です。ヨーグルト、チーズなど乳製品や、ワイン、漬物などの発酵食品製造に関わる安全性の高い微生物です。最近では善玉菌として知られている乳酸菌の整腸作用や免疫作用に着目した健康食品が開発され注目を浴びています。現在も自然界から数多く新種の乳酸菌が単離されており、今後の広がりが期待できる微生物でもあります。

4乳酸菌発酵エキス

乳酸菌発酵エキスには、マンゴーが本来もつ効能以上の美白効果が認められました。
発酵による効果を調査するために発酵前のマンゴーエキスと乳酸菌発酵エキスを比較して、チロシナーゼ活性阻害試験を行いました。チロシナーゼは人の皮膚の色素沈着などを引き起こすメラニン生成に関わる酵素です。この酵素の働きを阻害することは美白効果につながります。
マンゴー発酵前のチロシナーゼ活性阻害率は約30%なのに対し、発酵処理後エキスは約80%と高い値を示しました(図4)。これは発酵処理により美白効果が増幅されたものと考えられます。

乳酸菌発酵エキス
<図3.マンゴーとクコの抗酸化活性>
4発酵エキスの今後

発酵処理により効果増幅が認められたので、今後発酵条件の検討や乳酸菌種の検討を行い、さらに効果の高い機能性素材の開発に取り組みます。植物エキスの種類も増やし、植物自身がもつ効果を活かしつつ発酵によりさらなる効果増大、また新規の有効成分の生産という可能性も広げていく予定です。

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