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化粧品製造の新工場
2011年11月15日竣工、2012年1月稼働開始
旧工場の約4倍の年産480万個と納期短縮を目指す2011.12.27

化粧品・石鹸の受託製造(OEM)を行う株式会社サティス製薬(本社:埼玉県吉川市、代表取締役社長 山崎智士、以下サティス製薬)は、昨年12月より建設を進めていた化粧品・医薬部外品製造の新工場を2011年11月15日に竣工、2012年1月に稼働を開始します。

新工場設置の背景

サティス製薬は近年、国産化粧品原料開発、化粧品製剤開発を中心に多数の研究成果を挙げ、製品化を行なってきました。化粧品受託製造市場の成長も追い風となり、かかる研究成果に対する認知が化粧品業界において拡大するにつれ、新規取引開始社数は年間60社以上のペースで増加し、現在では年間の受託製造取引社数は合計175社、累計では656社を超えるに至っています(2011年9月時点)。年々増加する化粧品製造依頼に対応するため、設備投資による生産能力の増強と、従来よりも生産効率を向上させることが急務であり、工場を新設することしました。2012年1月に新工場の稼動を開始して以降、従来平均よりも約10日間の納期短縮を見込んでいます。

新工場 設備環境面の特徴

新工場は3階建構造となります。1階に事務室、品質管理室、倉庫等、2階を製造・生産の拠点とし、3階には見学者用の通路を十分に設け、そこからは 2階の充填室、包装室、調整室の見学が可能となります。また、化粧品GMP(医薬品等の製造品質基準)規格に対応した設備を完備、クリーンルームやサニタリーコーナーなどを積極的に採用しました。 製造・生産設備においては、真空乳化装置(1300L)、開放製造装置(1200L)、原料溶解装置(600L、800L)の設備を追加導入しました。これにより従来よりも幅広い受注ロットへの製造対応が可能となり、生産能力は最大で旧工場の約4倍にあたる年産480万個を見込んでいます。同時に生産ラインも、旧工場の2ラインから最大4ラインに増設し、従来よりもフレキシブルな多品種生産が可能となります。

また、化粧品の品質を構成する要素である環境面では、国際標準ISO13485(医療機器品質マネジメントシステム)とGMP基準の両方を採用しています。医薬用クリーンルームを採用し、調整室と充填室はクラス10万、包装室においてもクラス30万相当とし、空気中の浮遊微粒子、浮遊微生物が各数値以下になるよう管理します。また、各部屋間に圧力の差を設けることで調整室や充填室にホコリを持ち込まない、空間差圧設備を導入しています。さらに環境面に配慮して、人感センサー照明制御設備を採用し、無駄な電力を節約する仕組みも設けています。

彩の国指定工場

サティス製薬の従来の工場は、2011年9月20日、埼玉県より「彩の国工場」として指定を受けました。「彩の国工場」とは、技術力や環境面で優れている工場を、埼玉県知事が豊かな彩の国づくりの協力者(パートナー) として指定するものです。
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news110916-07.html

新工場の概要

サティス製薬会社概要

現在の代表の山崎智士が1995年2月に山崎化粧品事務所開設、医薬品、化粧品の受託開発業務を開始。1996年8月国立大学医学部との共同研究により、「低刺激性皮膚洗浄剤」の開発に成功。1999年12月に現在のサティス製薬の前身となる株式会社ステラジャパンを販売会社として設立。

2003年1月に埼玉県吉川市平沼に本社工場を設置。以降天然ゲルや植物性抗菌剤等の開発に相次いで成功。受託開発業務を開始後、約13年、工場設置から約6年弱で受託製造取引社数が500社を突破。受託製造取引先企業の特徴として、通販業界や健康食品業界の大手から中堅規模の企業が化粧品市場に新規参入する例が多く、取引先企業からは、創業依頼培ってきた独自の研究成果で最終製品に差別化という付加価値を提供できる受託製造会社と定評がある。

2010年6月には、3年間で100種類の国産化粧品原料開発を目標に「ふるさと元気プロジェクト」を発表。日本全国の自然素材を活用した化粧品開発を通じて、地方の活性化を図り、消費者へ安心で安全な化粧品の提供を目指す。