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ふるさと元気プロジェクト
本庄の桐たんす廃材を化粧品原料「桐炭」にリサイクル活用
~皮脂や角質の汚れやにおいを強力吸着、驚異の桐炭消臭パワー~2010.08.18

当社が推進する「ふるさと元気プロジェクト」活動の一環として、埼玉県本庄市の桐たんす制作工程で、必ず出てしまう廃材を利用した「桐炭」を化粧品原料として開発しましたので、お知らせいたします。

桐たんすの廃材で作る「桐炭」が化粧品原料に生まれ変わる

桐たんすに使用される桐は、伐採した桐を丸太で3年、板で数カ月雨風にさらしてアクを抜き、ようやく製材となります。その後の工程で材の切れ端が多く出ており、廃棄処分されていました。こうした中、本庄市の関根桐材店ではこの廃材を炭焼きし「桐炭」として、河川浄化に再活用しています。サティス製薬では、河川浄化に利用される桐炭の、不純物を吸着する性質に着目し研究開発をいたしました。これまで捨てられていた廃材を再利用し、地球にやさしい原料でもあることから「ふるさと元気プロジェクト」活動の一環として、*フィトログシリーズに加わりました。

*サティス製薬では植物の素材カタログをフィトログ、微生物の素材カタログをバイオログと呼んでおります。

「桐炭」の特徴

桐の種類は日本桐、中国桐、台湾ウスバ桐など様々ですが、木質や木目の美しさから、日本桐が最高品質だと言われており、その中でも気候、水、土壌等の要素から、東北地方や新潟のような米どころの桐が最上級の評価を与えられています。
関根桐材店では、秋田県産の桐でたんすを作っています。桐たんすはタンニンを含むため腐りにくく、防虫効果に優れています。そのような桐たんすを作る工程で、どうしても廃材として出てしまう端材を木炭にした桐炭は、河川の水質浄化、土壌の活性化、食品食味の向上などに活用されています。小さな気孔が無数にあいている桐炭は、水の中の不純物を吸着する作用があり、吸着した不純物は桐炭に付着している有機微生物が分解浄化してくれます。加えてミネラルが豊富に含まれているため、桐炭をまいた土で育った農作物の食味が向上したり、気孔が土壌細菌のすみかとなって農薬の削減に成功したりと、土壌の活性化にも大いに効果を上げています。

「桐炭」の効能

桐炭は乳鉢で軽く潰すだけでパウダー状になり、きめの細かい粒子の粉末となります。この粒子は細かいだけでなく均一であり、カリウム、マグネシウム、カルシウム等ミネラルを多く含みます。 桐炭は多孔質という特徴から想像できるように非常に軽く、体積に対して内部表面積が非常に大きいので、皮脂や角質等の汚れを強力に吸着します。この性質は、大小さまざまな臭いの分子までも吸着するほどであり、汚れを落とすだけでなく、消臭効果を大いに期待できる素材だと言えます。

今後の展開

汚れや臭いの分子を吸着するという特性から、石鹸やシャンプー等、洗浄系の製品への展開を考えております。また、サティス製薬では消臭石鹸の実績が多数ありますので、迅速且つ高品質の製品作りが可能でございます。

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同社は、「ふるさと元気プロジェクト」と称しまして、新たな国産素材を原料とした化粧品製品の開発に着手し、今後3年間で化粧品原料となり得る国産素材の 100種類開発を目指しております。地域生産者や産地の商工会議所、化粧品販売メーカー、取扱販売店などの様々なパートナーとの協力関係を構築し、消費者により安心・安全な化粧品を流通させることで、化粧品を通して日本全国の「ふるさと」活性化に貢献してまいります。 「ふるさと元気プロジェクト」活動にご賛同頂ける地元の生産物を町おこしに活用されたい行政機関や商工会議所、国産素材の化粧品を販売されたいメーカーや販売店、本プロジェクトをお取上げ頂けるメディアの皆様からのご連絡をお待ちしております。