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千年枸杞エキス

 
東洋の古のエイジングケアベリー
FGP ~ 千年枸杞エキス ~2019.03.27

最古の不老妙薬、枸杞(クコ)の実
ビューティースーパーフード「ゴジベリー」として現代でも人気
希少な国産無農薬栽培枸杞の実からの
美白プラスコラーゲン強化原料

FGP: ふるさと元気プロジェクト


1. 枸杞の実とは

ナス科クコ属の落葉低木、学名「Lycium chinense」で、ゴジベリーとも呼ばれます。
「スーパーフルーツ」や「スーパーフード」として、美容・健康素材で注目されています。
果実にはカロテノイドや保湿成分ベタインが多く含まれます。

世界最古の薬物書「神農本草経」や中国宋代「養老奉親書」には
老化防止に効く「不老長寿の妙薬」として記載され、千年以上にもわたる使用歴があります。
成熟果実の乾燥物は生薬の枸杞子(くこし)になります。

今日でも多くの中国料理や薬膳料理に使われています。
日本には平安時代に伝来し、果実、葉、根皮を漢方薬や民間薬として利用されてきました。

やけどの治療
やけどの治療には大量の枸杞を粉にして油と混ぜて患部に塗る。その他、しもやけ・面疔などの治療にも利用された。
枸杞軟膏(美白)
枸杞五升と竜眼五斤を桑の薪で時間をかけて煮詰め、膏をつくる。これを顔に塗ると、皮膚に潤いを与え顔色の衰えを防ぐ。

このように、枸杞は皮膚の治療や美容のためにも利用されてきた素材です。


2. 国産枸杞の実の生産者

福島県の西会津町クコ生産組合(代表:井上清一氏)で無農薬栽培された枸杞の実を使用しています。
日本では河原で自生することもありますが、商業栽培はほとんどなく、国産枸杞の実はたいへん希少な存在です。


3. 有効性情報と期待される効果

 

有効性情報
・ラジカル消去
・過酸化脂質生成抑制
・過酸化水素消去
・チロシナーゼ阻害
・コラーゲン保護
・コラーゲン産生
 

期待される効果
・抗酸化
・抗光老化
・美白
・抗老化
・しわたるみ改善

 


4. 千年枸杞エキスの美白作用

<試験方法>
チロシナーゼ活性阻害試験:メラニン合成酵素チロシナーゼに対する阻害効果を、ドーパからドーパクロームの酵素生成物の量で測定。50%阻害濃度(μg/mL)として算出

<結果と考察>
チロシナーゼの50%阻害濃度は千年枸杞エキスが135μg/mLであるのに対し、中国産枸杞エキスは330μg/mL、ビタミンC誘導体溶液は465μg/mLでした。即ち、千年枸杞エキスは中国産枸杞エキスよりも2.5倍、ビタミンC誘導体溶液よりも3.5倍高い阻害活性を示しました。
チロシナーゼはメラニン産生に必須の酵素です。紫外線などの影響で活性化し、色素細胞中でチロシンというアミノ酸から段階を経てメラニンになる際に作用します。シミなど色素沈着のある肌で活性化しています。


5. 千年枸杞エキスのコラーゲン強化作用

<試験方法>
①コラゲナーゼ阻害作用
Pz-ペプチドを基質としてコラゲナーゼの阻害効果を吸光度(OD320)で測定
試験濃度: 25μg/mL
②コラーゲン産生促進作用
真皮線維芽細胞を24時間培養。その後、千年枸杞エキス含有
DMEMを加え24時間培養。ELISAで定量
試験濃度:0.5mg/mL

<結果と考察>
千年枸杞エキスは、コラゲナーゼ活性を抑制し、抑制効果の高いとされる緑茶エキスと同等の活性を示しました。
さらに、真皮線維芽細胞においてコラーゲン産生量をコントロールの3倍まで増加させました。
コラゲナーゼは皮膚ではケラチノサイト(表皮角化細胞)や線維芽細胞などで生産され、マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)とよばれる酵素群の一つです。肌に弾力性を与えてくれるコラーゲンを分解してしまう酵素で、紫外線により増加し、コラーゲンの分解を促進させます。また加齢や炎症によっても多く作られ、しわの形成やはりの低下に繋がります。
また、真皮の乾燥重量の約70%はコラーゲンであり、これは真皮中に存在している線維芽細胞により合成されています。力学的な強度と若干の弾力性により、肌に弾力やハリを与えています。
千年枸杞エキスには、コラーゲン分解因子を抑制し、さらに合成因子を活性化するという両面から、皮膚のしわ・たるみの改善効果が期待できます。


6. 千年枸杞エキスの抗酸化作用

<試験方法>
ラジカル消去試験:DPPHラジカルの消去能を測定し、50%阻害濃度(μg/mL)を算出

<結果と考察>
千年枸杞エキスのDPPHラジカル消去活性を測定し、中国産枸杞エキスと比較しました。
千年枸杞エキスは中国産枸杞エキスよりも約1.6倍高いラジカル消去活性を示しました。
このことから千年枸杞エキスは、紫外線暴露により生じるROSを消去することにより光老化抑制効果が期待できます。
福島県産の枸杞果実は、中国産よりも小粒で糖度も低めであることから、
抗酸化物質などの有効成分が豊富に含まれていると考えられます。


7. 製品情報

原料情報
・福島県産の無農薬栽培の枸杞果実を使用
・表示名称:クコ果実エキス
・INCI名: LYCIUM CHINENSE FRUIT EXTRACT
・中文名称:枸杞(LYCIUM CHINENSE)果提取物

安全性情報
・24時間閉塞パッチテスト:刺激性なし
・SIRC細胞を用いた眼刺激性試験:刺激性なし
・ROSアッセイによる光毒性試験:陰性


8. 枸杞に関する文献情報、及び言い伝え

<論文による科学的情報>

〇マウスの肝臓、膵臓、脳細胞での脂質の過酸化防止1)
〇枸杞摂取による血清中のスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)の上昇と過酸化脂質の有意な減少2)
〇枸杞抽出物服用による免疫機能の有意に回復と老化症状の減少3)
 その他、抗脂肪肝作用、コリン様作用4)、遺伝子損傷修復5)、などの報告あり

1) H.Zhan et al. Chin J Pharmacol Toxicol. 3 163 (1989)
2) Jian-Ya Qian. Food Chem. 87 283-288 (2004)
3) 相賀 徹夫 中薬大辞典 第1巻
4) D Y Li et al. Zhongcaoyao. 20 26 (1989)
5) 秦 小明 岐阜大農研報 64 83-88 (1999)

<枸杞に関する言い伝え>

〇百歳伝説
・平安時代の医師、竹田千継は「神農本草経」に従い17歳より枸杞を飲食、風呂など生活全般に用い、老齢でもまるで少年のように若く健康であった。101歳没
・平安時代の「政事要略」によれば、唐舞師(宮廷の奏楽や舞の師匠)の春海貞吉は枸杞を毎日食べて119歳まで元気だったという。
・徳川家康の知恵袋であった僧の天海は、500歳という僧の残夢に会った時、枸杞を食すことが長寿の秘訣と聞き、毎日の食事に取り入れて108歳の天寿を全うしたという。
 ※参考:和ハーブ図鑑 (2017)

〇長寿の村
ヒマラヤ山脈のとある奥地に100歳以上生きるのが当然のように思われている村があり、その長寿村の人々は毎日欠かさず枸杞と呼ばれる小さな赤い果実を食している、と報告されている。

〇不老の井戸
唐の時代、ある有名な寺において、参拝する人々の顔色が血色良く艶があり健康的で、しかも人々は80歳になっても白髪を生やすことがなかった。その寺には井戸があり、井戸は枸杞の木で覆われていた。何年にも渡り、たくさんの枸杞の実がその井戸に落ち続けていた。その井戸の水を参拝の人々が飲んでおり、それが不老の原因であったと言われている。

〇美肌の井戸
中国で肌が白くて美人が多いと有名な村があった。その村の娘たちが顔を洗うための井戸には、枸杞の実がたくさん落ちていた。

〇家を去ること三千里、羅摩(ガガイモ)、枸杞を食うことなかれ
精力がつきすぎるので旅に出る夫には枸杞の実を食べさせるなという諺。 


9. ふるさと元気プロジェクト(FGP)

FGPの目指す化粧品のバリューチェーン

地域農産品(一次産品)のもつ固有の価値(バリュー)に
  ①化粧品OEM会社の有する技術力
  ②化粧品販売メーカーの企画販売力
  ③消費者の評価
 などが加わることにより、一次産品の価値が連鎖的に高まります。
 消費者は、化粧品製品と産地に共感を覚え、
 産地への共感は、SNSによる拡散、一次産品の購買行動、観光など、地域振興へとつながります。
 化粧品により「福島県産枸杞の実」に付与された新しいバリューが、生産者にフィードバックされます。



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