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千年京野菜シリーズ

 
千年続く宝物、京野菜
FGP ~賀茂とまと 賀茂なす 伏見甘長 京黄瓜~2019.07.26

和の伝統が培う京野菜に多彩な美容効果を発見
豊かな自然と千年の都が育んだ 
京の平安野菜からのベジタブルスキンケア
〈中文名称あり〉

FGP: ふるさと元気プロジェクト

1. 京野菜とは

かつての都であった京は、海が遠かったことや京都特有の気候風土と良質な水が豊富であることから、自然と野菜文化が発展していきました。やがて寺社から広まった精進料理の定着とともに、京独特の野菜が生まれ、ますます野菜の需要が高まっていきました。京野菜は現在の市場向け商品として改良されていないため、外見が変わったものが多いですが、栄養面でも一般的な野菜を上回るものが多いと言われています。

現在定義されている京野菜とは、京都の土壌で育った野菜を指します。京野菜は「伝統野菜」と「地野菜」の二つに分けられます。伝統野菜とは、明治以前から京都で生産されてきた野菜のうち、1987年に京都府によって認定されたものです。その後、京野菜の認知度が高まったことから、伝統野菜以外にも京都の風土で育てられた地野菜も京野菜として扱われるようになりました。現在では京野菜ブランドが確立され、日本料理はもちろんのこと、フランス料理やイタリア料理にも用いられています。

京野菜や京都は消費者に非常に良いイメージをもたれている素材です。地域の名産農産品は数多くありますが、魚沼米、丹後の黒豆に次いで知名度3位の素材となっています(地域ブランドサーベイ日経リサーチ調べ)。「京美人」のイメージを利用した京コスメも人気の高いアイテムとなっています。京都には、日本の伝統の美をもつ伝統工芸品から、京料理や京菓子などに至るまで、世界に通用する確固たる地位の「京都ブランド」があります。

オリジナル化粧品原料の「千年京シリーズ」は京都府上賀茂産の京野菜を使用しています。上賀茂は京都の中でも賀茂川と高野川に挟まれた三角州に位置します。その肥沃な土壌と豊富な水、平安時代より千年以上続く都の文化によって進化した栄養価の高い伝統の京野菜を活用したエキスが、京野菜シリーズになります。


2. 認定京野菜マイスター

<認定京野菜マイスター>

日本中の優れた技術や文化が集まる京の都にふさわしい美しさと美味しさ、栄養素を兼ね備え、栽培には伝統の技術が今でも活きています。
京都上賀茂地区にて、京都の伝統野菜を中心に京野菜の栽培を行う3代目森田農園園主の森田良彦さんは「認定京野菜マイスター」です。さらにエコファーマーにも認定されています。
 ※京野菜マイスター:京野菜の生産・技術・料理・流通等に卓越した技術・技能・知識を有する者に与えられる称号
 ※エコファーマー:堆肥等による土づくりを基本とした化学肥料、化学農薬の使用量を低減する、持続性の高い農業生産方式を導入する農家であり、各都道府県知事により認定

森田さんの畑には、昔ながらの京都らしい酸っぱい匂いが漂います。森田さんは古くから利用されてきた有機肥料を再現するように米糠、魚、油粕、余った野菜などを特殊な嫌気性細菌で発酵させて肥料をつくります。
森田さん:「毎年改良する必要があるんです。育った植物から、今年の畑に足りないものを調査するからです。また、同じような肥料ばかり使うと土壌が汚染されて、野菜の品質にも関わりますし、川や環境が汚染されてしまいますから。」
伝統の技術を応用し、京都の土地を大事にする生産者たちによって今日まで進化を続けてきた京野菜は、日本が誇る伝統野菜の傑作です。現在京都の伝統野菜として認定されているものは個性豊かな40種類があります。

京野菜マイスターの森田さんの活動はユニークで多岐にわたります。旬の野菜のみを使った料理教室、大学と共同研究、様々な活動に参加、協力し、京野菜の普及に努めています。
森田さん:「京野菜という伝統と個性を通じて様々な人々や文化と関わり、連鎖反応で元気になるような大きな輪にしたいんです。」

<優れた水脈・土壌と千年の英知が育んだ奇跡の伝統野菜>

森田さんの農園は上賀茂地区にあります。この三角州は、上流北山から運ばれた砂礫類を適度に含む土壌質で、粘土25~37%と粒子が適度に荒く、野菜の生産に適しています。
数万年前湖底であった京都盆地の地下水量は琵琶湖に匹敵する211億トン。さらに平安に都が開かれてからは、15万人ともいわれる都の人々の生活を循環する多種多様な有機物が豊かな肥料となりました。また、数メートル地下に存在する砂礫層のおかげで豊富な有機肥料を土地に詰まらせることがありません。

このように、京都の自然と都としての環境が相まって「水喰い、肥料喰い」と言われる栄養に富んだ優れた野菜を作りだしました。それが後に野菜の王様と称される「京野菜」となりました。


3. 賀茂とまと


4. 賀茂なす


5. 伏見甘長


6. 京黄瓜(きゅうり)


7. 京野菜エキスの有効性試験

<試験方法>
・ラジカル消去:DPPHラジカルの消去能を測定
 最小有効濃度(μg/mL):なす100
・スーパーオキシド消去:キサンチン/キサンチンオキシダーゼ系により生じるO2-を測定
 最小有効濃度(μg/mL):とまと1, なす100
・過酸化脂質生成抑制:リノール酸が酸化してできる共役ジエンを測定
 最小有効濃度(μg/mL):甘長100
・糖化タンパク質(AGEs)生成抑制作用:アルブミンに検体溶液を添加し60℃、48時間インキュベート
 最小有効濃度(mg/mL):なす1, 甘長1
・エラスターゼ阻害:エラスチンを分解するエラスターゼ酵素活性に対する阻害効果を測定
 最小有効濃度(μg/mL):黄瓜60
・細胞賦活:真皮線維芽細胞を24時間培養。その後、エキス含有EMEMを加え48時間培養し、細胞数をMTT還元法でカウント
 最小有効濃度(μg/mL):とまと10, 黄瓜6
・コラーゲン産生促進:真皮線維芽細胞を24時間培養。その後、エキス含有EMEMを加え24時間培養し、ELISAで定量
 最小有効濃度(μg/mL):とまと10, なす10, 甘長10, 黄瓜6


表1 京野菜エキスの有効性データ

抑制 抑制 抑制 抑制 抑制 促進 促進
京野菜 \ 生化学試験 DPPH SOD 過酸化脂質 AGEs

エラスターゼ

細胞賦活

コラーゲン産生

賀茂とまと
賀茂なす
伏見甘長
黄瓜

<抗酸化作用>
酸化はコラーゲンの分解や架橋形成、炎症反応にもつながり、しわ、たるみ、しみの原因となり、皮膚老化の一番の原因とも言われています。DPPHラジカルの消去作用によって抗酸化活性の指標とすることができます。紫外線暴露により生じるROSを消去することにより光老化抑制効果が期待できます。
<エラスターゼ阻害>
エラスチンは網目状に構成されるコラーゲンを結びつけ、コラーゲンとともに肌のハリを維持しています。別名、「弾力繊維」と呼ばれ、ゴムのように伸縮します。そのため、加齢や紫外線、活性酸素、ストレス、エラスチン分解酵素(エラスターゼ)などによってエラスチンが減少すると、シワやたるみなど老化の原因となります。このことから、エラスターゼを阻害する成分には、肌のハリを回復または維持させ、その結果肌を若々しく保たせる効果が期待できます。
<AGEs阻害>
タンパク質の糖化は終末糖化産物(Advanced Glycation Endproducts: AGEs)の生成へと至り、皮膚へのAGEs蓄積は肌の透明感を低下させたり、しわやたるみの原因となることが分かっています。皮膚の糖化は、皮膚老化原因の3割を占めているともいわれています。
<細胞賦活作用>
細胞賦活とは、正常細胞の増殖が活発になることを意味しています。
線維芽細胞は、真皮層においてコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出す細胞です。加齢とともに、細胞の増殖速度が落ち、細胞から作りだされる成分も少なくなってしまいます。細胞が元気になることにより、細胞の物質生産が促進され、しわ・たるみ改善効果が期待できます。
<コラーゲン産生促進>
真皮の乾燥重量の約70%はコラーゲンであり、これは真皮中に存在している線維芽細胞により合成されています。力学的な強度と若干の弾力性により、肌に弾力やハリを与えています。皮膚のコラーゲン合成を活性化させることによる、皮膚のしわ・たるみの改善効果が期待できます。


8. 京野菜エキスの保湿・抗炎症遺伝子発現への効果 -ヒト表皮角化細胞-

<試験方法>
ヒト表皮角化細胞を24時間培養。その後、京野菜エキス含有DMEMを加え48時間培養し、RNA抽出よびcDNA合成。cDNAを用いてRT-qPCR
試験濃度(μg/mL): FLG: 甘長1;TGM: とまと100, なす10;GBA: とまと100, なす1;SMPD: とまと1, なす1;IL1A: なす100

<遺伝子の特徴>
FLG(Filaggrin: フィラグリン)
ヒトが持つ保湿成分である天然保湿因子(Natural moisturizing factor:NMF)の元となるタンパク質。肌の代謝と共に分解されてアミノ酸となり、NMFとして角層水分を保持します。減少すると、肌のバリア機能や水分保持能が低下して乾燥の原因になります。
TGM(Transglutaminase: トランスグルタミナーゼ)
肌のバリア機能に関わる「コーニファイドエンベロープ(Cornified envelope:CE)」の形成や成熟促進をする酵素。湿度が高い環境で活性が高まり、成熟したCEを生成します。CEの成熟は、肌のバリア機能や水分保持能の維持・向上に繋がります。
GBA(β-glucocerebrosidase: β-グルコセレブロシダーゼ)
セラミドの前駆体であるグルコシルセラミドからセラミド(セラミドEOP(セラミド1))を産生する酵素。表皮細胞で産生され、外的刺激から守るバリア機能を担っています。加齢などによりセラミドが減少すると乾燥の原因となります。
SMPD(Sphingomyelin phosphodiesterase: スフィンゴミエリナーゼ)
セラミドの前駆体の一つであるスフィンゴミエリンからセラミド(セラミドNS、セラミドAS(セラミド5))を産生する酵素。表皮細胞で産生され、肌の水分保持を担っています。作り出されるセラミド量が増えることで肌のバリア機能や水分保持力が向上します。
IL1A(Interleukin-1α: インターロイキン-1α)
表皮細胞から産生される炎症性サイトカイン。産生されたIL-1αは色素細胞を刺激し、メラニン産生を促進します。紫外線などの影響で増加し、シミ形成の原因となります。


表2 京野菜エキスによる保湿遺伝子発現促進および炎症遺伝子発現抑制

促進 促進 促進 促進 抑制
京野菜 \ 遺伝子 FLG TGM GBA SMPD IL1A
賀茂とまと
賀茂なす
伏見甘長

セラミドと天然保湿因子NMFはそれぞれ肌の3大保湿因子の一つです。また、セラミドとコーニファイドエンベロープは角層を強固なものとし、バリア機能の維持に大きく関わります。
とまとエキスとなすエキスは、セラミド産生とコーニファイドエンベロープ形成に関わる酵素遺伝子の発現を促進させることにより、バリア機能の強化が期待できます。甘長エキスには、NMFアミノ酸産生の元となるフィラグリン産生を高めることによる保湿効果が期待できます。また、なすエキスには炎症因子を抑制することによる美白効果も期待できます。


9. 製品情報

原料情報
・表示名称:トマト果実エキス
・INCI名: Solanum Lycopersicum (Tomato) Fruit Extract
・中文名称:番茄(SOLANUM LYCOPERSICUM)果提取物

・表示名称:ナス果実エキス
・INCI名: Solanum Melongena (Eggplant) Fruit Extract
・中文名称:茄(SOLANUM MELONGENA)果提取物

・表示名称:トウガラシ果実エキス
・INCI名:Capsicum Annuum Fruit Extract
・中文名称:辣椒(CAPSICUM ANNUUM)果提取物

・表示名称:キュウリ果実エキス
・INCI名:Cucumis Sativus (Cucumber) Fruit Extract
・中文名称:黄瓜(CUCUMIS SATIVUS)果提取物

安全性情報
・24時間閉塞パッチテスト:刺激性なし
・SIRC細胞を用いた眼刺激性試験:刺激性なし
・ROSアッセイによる光毒性試験:陰性



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